触覚や固有感覚のフィードバックが運筆の正確性に影響を及ぼすという研究に着目し、感覚フィードバックの質を変化させることによって不器用さを克服できる可能性があると考えた。そこで、本研究では力覚提示装置を用い、摩擦の変化が熟達に与える影響を検討することで、運動技能の向上を支援する方法の確立を目指している。
本研究では、動摩擦係数の異なる仮想平面上で筆記タスクを実施し、筆記位置ごとの誤差を分析した。その結果、筆記領域ごとに個人にとって適切な摩擦条件が存在することが明らかとなった。以上の知見は、今後の利き手交換訓練やリハビリテーションへの応用が期待される。